2013年10月30日水曜日

地元商店の温かさ ”南条カナリヤスタンプ会”

南条地区の商店14店舗が集まって、構成している”カナリヤスタンプ会”。
加盟店でお買物をすると、スタンプシールがもらえます。
10月26日(土)・27日(日)に、そのたまったスタンプと商品を交換する『商品交換会』が開催されました。
満点のスタンプ台紙一枚で200円分のお買物ができます。
加盟店が出張し、会場でお店を出します。
そこで買物してためてくれたお客様が、何枚もの満点台紙を持ってお買物されます。
高齢者の方も多く、なかなかお店へ行けない方々は、このような場を楽しみにしている方もいらっしゃいます。
「これ、分からんのやけど見とっけの~」とか「これだけで何が買えるかみつくろって~」
などいろいろな言葉が飛び交う中、商店の方々はお客様の肩に手をおきながら優しく対応されていました。
「○○さん家のお孫さんはいくつになった?」とか「○○さん家のおばあちゃんは体大丈夫?」などなど顔を合わせるだけで、いろんな会話が弾みます(^^) 
大きな品物を抱えてるお客様がいたら、「車まで運んであげるよ~」と、さっとお客様の荷物を預かったり、「あとで家まで配達してあげるで手ぶらで帰んね(^^)」など温かい会話が耳に入ってきます。
地元商店ならではの温かいコミュニケーション。
これが、なににも代えがたい今の地元商店が持っている強み。
けれど、そんな商店側も高齢化や後継者がいないなど深刻な悩みも抱えている店が少なくありません。
なくては困る素敵なまちの商店がずっと元気にあり続けるには…ほんとうに難しい、どこの地域でも直面している問題ではないでしょうか?

そんな中、少しでもお客様のためにと、店頭で甘栗や焼きそばを焼いたり、綿がしを小さなお子さんにサービスしたり…。
まちの商店の温かさを改めて知る商品交換会でした。





2013年10月24日木曜日

地域名物料理開発G研究会 「鯖のへしこ作り体験 ぬか漬け編」

地域名物料理開発G研究会が先日「鯖のへしこ作り体験」で塩漬けしたものを、今回はぬか糠漬けにする作業を行いました。
10月7日に塩漬けしたへしこ、だいぶ押されて塩漬けの汁がたくさん上がってきていました。
前回塩漬けにしたものがコチラ↓
漬け箱いっぱいまであった鯖が…
押されてこの汁の下に漬かっています。
この上がってきた汁は、ぬか入れして一週間ほどしてぬかが鯖になじんできた頃にまた戻します。
やっと塩漬けになった鯖が見えてきました。
鯖の旨みを含んだ汁はこんなにたくさん!!

箱の半分くらいまで量が減った塩漬けを、上げて水洗いします。
ぎゅーっと押されたへしこをひとつひとつ取り出していくのも、身を壊さないようにと気を使います。

今回も前回同様、指導は河野地区の”与利喜”さん。

鯖についた塩を洗い流していきます。
 洗い終わったら軽く水を切り…

ここからいよいよ糠漬けです。
コシヒカリの糠。
漬け箱の下にもぬかを敷きます。
鯖のおなかの中にぬかを入れて、まわりにもさっとパン粉をつけるようにまぶします。


そして、箱の中に隙間なくきれいに並べていきます。
一段並べたら、またぬかをかけ…
鷹の爪をまんべんなく散らします。
あとはこの繰り返し。
皆さん交替で体験していきます。

交替した人も、興味深く作業を見守っています。
だいぶ上のほうまで上がってきたら、作業も終盤。
上からたっぷりのぬかをかけて…
鷹の爪をいれてぬか漬けの準備ができあがり!!
これに蓋をして…
ブロックを置きます。

またフォークリフトで保存庫内へ運び…
さらに重たい重石をのせます。

重石もなかなかバランスが難しい!!
キレイにのったところで、本日のぬか漬け作業終了。
一週間ほどたってぬかが鯖になじんだ頃に、さきほど取った旨み成分たっぷりの汁をまた戻します。
あとは、約1年間保存庫内でねかせます。
塩漬け・ぬか漬けと2回に分けてする作業、今回体験したみなさんもその大変さを実感しました。けれど昔ながらの保存の知恵で、いまもなお特産品として受け継がれているへしこ。作業を見せて頂いてその味の良さが、さらに分かるような気がします。この1年後にできるへしこをどう活用しようか?どんな魅力的なメニューを作ろうか?体験として観光の中に盛り込めるか?など課題はまだまだありますが、まずは一年後が楽しみな、地域名物料理開発G研究会の体験でした。