2013年8月28日水曜日

新商品・新サービス開発研究会 第3回 ”地域名物料理開発G研究会”

南越前町は今年11月、「ホノケ山トンネル」が開通します。
今まで里山と海の往来に少し時間がかかっていましたが、それが解消され、より観光客のかたにも山・海・里の魅力を回遊して楽しんで頂けるという利点が増えます。

それに伴い、新たな観光ルートや地域の名物料理・地元食材を使った新商品の開発などに力を入れるべく、商工会会員有志でグループを立ち上げ、研究会を開いています。今回はそのグループ会議の3回目。
地元の良いものを改めて自分が体験すること・体験を絡めた楽しい呼び込みができないかなどを実際に体験して学びました。

会場は、南越前町 今庄地区にある”リトリートたくら”さん。
今庄の奥にある、自然豊かな体験施設を兼ね備えた、普段はお食事も楽しめる施設です。
コテージもあり、宿泊やバーベキュー・レストランもあり普段はお食事だけでも楽しめます。
まず、大自然の中にこのような大きな体験施設があることがとてもすばらしいことだと思います。
リトリートたくらHP:http://www.r-takura.com/
今回は、南越前町では基礎中の基礎、『そば打ち体験』です。
グループのメンバーは、民宿をやっているおかみさんや、地元の食材を使っていろんなものを販売しているお店、果樹園の方や南条サービスエリアの方、観光協会さんといったメンバーで、皆さん地元を盛り上げていきたいと参加してくださっています。
まずは体験館にて早速そば打ち体験から…
毎回の研修で、講師をつとめてくださっているフードアナリストの平山先生も一緒にそば打ち体験開始です!!
㈱平山友美フードトータルプランニングHP:http://ft-planning.co.jp/
まずはそば鉢にそば粉を入れ…
少量の山芋を混ぜていきます。
水を加え、だんだんとまとめながらこねていきます。
手馴れている方や初めての方、指導者の方の話を聞きながら一生懸命こねていきます。
ぱらぱらだった生地が、だんだんまとまって形になっていきます。
女性の方には少し力のいる作業。
しかし、楽しい笑い声も飛び交いながら、終始和やかに進んでいきます。
こんなにキレイにまとまります!!
こねが終わると今度はのばし。
専用の台と棒をつかってまるい生地を平たく薄くのばしていきます。
薄いところができてしまったり、分厚いところができてしまったり…
ここが皆さん一番苦労していたように感じました。
でも、それも皆さん楽しみながら(^^)♪
 のばし終わったそばは、打ち粉をかけながら折りたたんでいきます。
そして、専用のそば切包丁でいよいよ切っていきます。
参加者の中には男性も多かったのですが、ものすごく慣れていらっしゃるかたはすばらしい腕前です。
地元でも、そば打ちを趣味でやってらっしゃる方は男性が多いんです。
切る人によって、太さも違います(笑)
この打ち立てのそばを、今度はすぐゆがきます!!!
 ほぐしながら大きな鍋へ。
入れた後は、絶対にかき混ぜないのが原則!!
そばがぷちぷちに切れてしまうためだそうです。
差し水をしながら、上がってくるのを待ちます。
研究会の方たちも、そばのおいしいゆがきかたやタイミングなど熱心に見て勉強していました。
 ゆであがったら、冷たい水でしめる!
このときは、そばを洗うようによく揉みます。
 そして、さらに冷たい水でまたしめる!!!
そばのコシとつやをだそうと思ったら、これが大事!!ということです。
 これが、打ち立てゆでたてのつやつやしこしこ麺!!!!!
そばは、これが一番おいしい!!!!!!
出来上がったそばを盛り付けます。
自分でうったそばの味、盛もついつい大盛りに(笑)
 なかにはこんなきしめん風も(笑)(笑)
体験ならではのご愛嬌です。
本場手打ちそばのできあがり!!!!
「おいしい~!!!」「のど越しがいい!!」「やっぱうちたてやの!!!」
など、話しながらの楽しい試食会、会話も弾みます。
こうやって、自分で体験することによってさらにまたおいしさがプラスされます。
おいしかった!!!ごちそうさまでした。

楽しいそば打ち体験の後は、まとめの研修会。
講師の平山先生指導のもと、今までやってきたことのまとめと今回の体験についてなど話し合いました。

 まず、自分が体験したそば打ちの感想や意見などひとりひとりが発表。
自分たちが体験してみることによって、お客様により楽しさを伝えることができたり、これからの集客につながるイベントを思いついたり…。そばについても、その日の天候によって水加減も変える事や繊細な加減が必要なことを聞き、奥深さをしりました。皆さんそれぞれに貴重な時間になったようです。
そして、今までやってきた成果をまとめて、このまちには何があるのか、どんな強みがあるのかをあらいだします。
 シートにまとめてみると、ほんとにたくさんのすばらしい食材や郷土料理、体験施設があがってきます!!!!
知らなかった魅力が、まだまだいっぱい眠っています!!!!これはもったいない。こうやって、シートに残していくことで、今後の方向性もまとまってきます。
 他県の事例も交えながら、研修会は進んでいきます。
 今回の事例は山梨県八ヶ岳。
自分のまちには、他と違ってどういう強みがあるのか!ここへ来ないと味わえない感覚や体験などを作るべきとお話しくださいました。まさしく今の一番の課題だと思います。ここにしかない何かを見つけるのは大変ですが、見つかった時の喜びやはまり方はすごいのではないか?今の時代、みんながそれを探しているような気がします。


 その後は、グループメンバーが作った新商品の試食会。
こちらは、河野特産の平太夫(へいだゆう)という品種の梅を平打ちパスタに練りこんだ、梅パスタ。
よく味わってみると、梅の酸味とかおりがほのかにします。

右は、少し梅を強調するために梅の色を強めにしたもの。
 こちらは、今庄地区の老舗豆腐店と南条特産のはすパウダーを合わせたはす豆腐。
独特の緑がかった色が特徴です。
こちらは、今庄特産のつるし柿をパンケーキに巻いたもの。つるし柿の本来の甘さといぶした味が特徴です。
このように、それぞれが考えたものを作ってみて、何と合わせたらいいのか?何かの食材とコラボはできないかなど具体的に話し合うだけでも有意義な時間です。山・海・里のコラボ…。今回で3回目の研究会、次回は海でのへしこ作り体験を交えての開催ということで、研究会のメンバー自身が自分のまちの強みを知るため・今後の開発に役立てるための勉強をしながら、進めています。このような取組みはまちや商店にとっては必要不可欠な取組み。自分自身が楽しんで取りくめるこのような研修会では、なにかいいものがきっと生まれてくるような気がします!!




















2013年8月27日火曜日

地元ファンの多い理由 お食事処”荒磯”さん

朝晩めっきり秋めいてきました。
河野地区の空もなんだか少し秋模様…
 たくさんの赤とんぼも飛び交っていました。
そんな河野地区で頂いた、昨日のお昼。
にあるお食事処”荒磯”さんの揚げカレイのあんかけ。
カリッと揚げたパリパリのカレイに、だしのきいたあんかけがとろっ!!
見た目はもちろん、ほんとうにおいしい!!!!
その日に入っているお魚で、たいていの物は作ってくださいます!!

通りがかりに入ってきたお客様の会話。
「何かおいしい煮魚はできますか?」
「今日はカレイが入っています!一枚煮ますね!!」
おかみさんの元気な声。
きちんとしたメニューもありますが、こんな風に臨機応変、お客様の要望に応えてくれます!!
お刺身・焼き魚・揚げ物など、なんでもおいしく。
毎日通いたくなる理由がよく分かるお店。
お昼時や夕方は地元の常連さんがカウンターにならんでいます。
お店に入ったらまず「今日のおすすめはなんですか?」と聞いてみるのもいいですね(^^)

旅をするときも、おいしい物が食べたいと思ったらまず地元の食堂へ!!!!
そうおすすめしたい、そんな食堂です。
河野の日常の素敵な景色と一緒にお楽しみ下さい。

お食事処”荒磯”
詳しくはHPをご覧下さい→http://www.shokokai.or.jp/18/184031S0038/index.htm




2013年8月21日水曜日

美しい『サギソウ』 手打ちそばの老舗"ふる里"さん

真っ白く、キレイに羽を広げたように咲くサギソウ。
ここまでキレイなサギソウは初めて見ました。


 
まるで、本物のしらさぎが群れをなして飛んでいるかのよう。
南越前町 今庄地区にある手打ちそばの老舗”ふる里”さんの軒先です。
雰囲気ある看板のすぐそばに咲いているサギソウは、その見事な咲きっぷりに、思わず足を止めて見入ってしまうほど。

老舗 ふる里さんのおそばは、細い麺が特徴です。
細いながらコシはしっかりとしていて、いつでもお客様に打ちたてを提供できるよう心がけています。
この細い麺にそばのつゆがよくからんで、おいしい!! まだまだ残暑厳しいこの季節には至福の一杯。7月~9月の間は温かいおそばは出していません。
もうひとつのおすすめは、わさびとろろそば!!
さらにのど越しがよくなって、わさびのぴりっとしたアクセントがまたおいしい!!!

まちなかの街道よりちょっと入った所にありますが、今庄の名店です。
老舗とサギソウ、とても絵になる風景、今が見ごろです!!
                       カメラ片手にまちを散策してみませんか?
■北国街道 蕎麦 『ふる里』■
詳しくはふる里HPをご覧下さい↓