この鯖のへしこを使った「へしこずし」という郷土料理が、河野地区 糠にはあります。
私もへしこの食べ方はいくつか知っていましたが、「へしこのすしって聞いたことない!!」と、とても興味があったので、作る時に”うみの宿 さへい”さんにおじゃまさせて頂き、見学&体験させて頂きました!! (少しブログのアップが遅くなってしまって、10月5日の河野地区 糠の秋祭りの時期の事です。)
まず下準備として、へしこのぬかを落として、塩抜きしたものを甘酢に漬けておくそうです。
この甘酢も毎年保存されて、旨味がつまった熟成されたもの。
それを上げて…
こちらは、山で採ってきた「あぶらぎり」の葉っぱ。
ひとつのへしこずしをつくるのに、7枚~8枚使います。
この葉っぱを採ってくるだけでも大変な作業。
家々によっては昆布で巻くところもあるそうです。
その葉っぱを隙間なく、きれいに並べて…
先程のへしこをおき、半身分にご飯を敷き、手に酢をつけて広げます。
それをフタをするように挟んだら、葉っぱで巻いていきます。
丁寧に隙間なく。
葉っぱを巻きながら、ぐるぐるとひもで巻いていきます。
この作業を体験させて頂きましたが、慣れないと一人ではなかなか難しいです。
さへいさんのおかみさん(左)とお義母さん(右)、2人で仲むつまじく作業
出来上がりがこちら!!
これを1日~2日重石でおして、ご飯とへしこが馴染むようねかせます。
出来上がったものを切ったのがこちら!!!!
ごはんとへしこが、きれいに馴染んでおいしそう。
このへしこの身の厚さ!!!!
食べてみると…
「お・おいしーーーー!!!!!」
へしこの甘酢でキュッとしめられ、熟成された独特の旨味が最高に生かされて、なんともすばらしい味です。これを食べたら、もう普通の鯖寿司が食べれなくなるくらいといってもおおげさじゃないほど!!! 好き嫌いで、個人差はあるかもしれませんが、これだったらへしこが苦手なかたでも食べれるのではと思います。昔から10月初めの糠のお祭りの時期だけに作られてきたものだそうで、普段は作っていないというのが、なんとももったいない!! みんなにこの美味しさをつたえたいなぁと節に思いました。 でも季節を彩る郷土料理としてこの時期に、ここでしか食べれないというのも魅力かな…。
今回、お世話になったさへいさんのおかみさん、お義母さん、貴重な作業を見学&体験させて頂いてありがとうございました。この「へしこずし」、ほんとうにすばらしい郷土料理です。
詳しくはコチラをご覧下さい↓
公式HP:http://www.sahei.gr.jp/
フェイスブックページもHP内からご覧いただけます。気に入った方は「いいね!」お願い致します(^^)/
0 件のコメント:
コメントを投稿