2011年5月11日水曜日

まちづくりへ向けて ”NPO法人今庄旅籠塾”さん

南越前町今庄地区のまちなかは昔宿場町として栄えました。 そのなごりを今に伝える建造物が残っている情緒あるまちなみです。
けれど昨今老朽化などが問題になり、このような建造物も取り壊しの危機にさらされました。

そこで立ち上がったのが地元の有志の方々です。
この情緒あるまちなみを次世代へも残していきたい、ふるさとの誇りを伝えていきたい、
という思いで”NPO法人今庄旅籠塾”を立ち上げ、まちの活性化も目指して活動して
います。
 
昔、旅籠だったこの「若狭屋」を拠点として、この4月からは土日開放を始めました!!
観光にきたお客様や地元の人たちの憩いの場とするべく少しづつ計画が進んでいます。


今庄のお店を回っていてお話を聞いていると「まちなかに観光に来られた方が
休憩できる場所がない・ 紹介できるような場所がない」という声がとても多いんです。
せっかく観光にきたお客さまには今庄のまちを回遊してこのまちの良さを知っていただきたい!!
そんな声を現実にするための活動です。

そのために、この若狭屋の改修工事を少しづつ進めていくというお話を聞き、5月8日(日)に
行われた活動の様子を見せて頂きました。
最近ではその活動がよくマスメディアで取り上げられています。
会員の方達は普段はもちろんお仕事を持ち、地域の活動などにも忙しい方々がほとんどで、
その忙しい合間をぬって月2回、定期的に例会を開きいろいろ活動されています。

塾長さんのあいさつの後に、役割分担して作業開始。

まずは中の物を運び出す作業から




裏からみても趣がある建物です。




裏には蔵と広いお庭もあるんです。


縁側に座ってみた景色もなかなかです(^_^)

蔵の中には昔からのいろいろな道具もありました。
いるもの、いらないもの整頓して、ゆくゆくは
いろんな用途に使われるといいな~というお話も…

今日の改修は、入り口の土間を広げて、
1階部分に事務所と多目的ホール、トイレを作る準備です。
ふすまを取り、押し入れなども取り壊して床をめくります。

専門の方もいらっしゃるので、次々と手際良く作業が進んでいきます。

裏の蔵も物が運びだされ、きれいに床も拭き掃除

畳がひいてあった部屋の床がどんどんめくられていきます。
2階へ上がる階段もあります。
あがらせてもらい見せて頂きました。 



お部屋がいくつかあり、きれいにすればいろいろと活動が広がりそうな空間です!


 朝8:00から作業を始めて、お昼の2:00
1階の床がすっかりめくられました。

改修のためにでた廃材も使えるものは利用して、
いらないものはトラックに積んで大型ゴミへ運びます。

今日はここまでの作業でしたが、確実にまちの活性化にむけて一歩一歩進んでいます。
皆さんほんとうにお疲れ様でした。
これからの活動もどんどん紹介していきたいと思います!!!
 
今年3月には「登録有形文化財」にも指定されました。
改修工事中ですが引き続き土曜、日曜は開放して今庄の歴史やまち案内をしています。
やはり開放しているとお客様が結構入ってくるそうです。
お休みに今庄へ来られた方はぜひお寄りください!!

旅籠塾さんでは会員・賛助会員も募集されています。  まちづくりに興味のある方もぜひ(^^)/  
              ”NPO法人今庄旅籠塾”さんに関する詳しいお問合せはこちらまで 

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