日に日に秋の気配が深まってきた今日この頃…。
晴れ間がでる心地のいい日は、ふらっとどこかへ出かけたくなります。
そこで、【南越前町の宝】シリーズ№2
「妙泰寺と七福神まつり」をご紹介します。
このお寺は永仁2年(1294年)、日蓮大聖人の法孫である日蓮菩薩が京都弘教の大使命を帯び、佐渡ケ島より北陸を順化した際、日野山や日野川があるこの美しい風光を見て「甲州見延山に似て、法華弘通の霊地なり」と感動されて開基されたとのこと。北陸屈指の名寺で、日蓮宗では越前最古の寺と言われています。
一歩お寺に入って、びっくりするのが建物の梁。
一本一本太い木が組まれ、年月を経てきたこの色。
なかなか見ることができません。
窓から見える景色や
本堂へ向かう渡り廊下も趣があります。
お寺を通して見る外の風景の眺めも素敵です。
そして、いよいよ本堂へ。
その煌びやかな装飾にまず目を奪われます。
いろんな事を聞きながら見ていくとまたおもしろい。
こちらは、昔ご住職を乗せて運んだ籠。
時代劇の中でしか見たことがありません(笑)
天井の大きな木箱には、大きな大きな涅槃像の掛け軸が入っているそうです。
掛けた時に一度見てみたい…。
そんな趣のある妙泰寺で9月15日(日)・16(月)に行われるお祭りが、200年も前から続いている『七福神まつり』。
その当時村が凶作と疫病に見舞われ、住職と村人が厄を払おうと、それぞれ七人の神に扮装し七難即滅・七福即生を祈願して村を回ったことに始まるものと言われています。今年福井県歴史博物館で行われた「ふくいの面とまつり」でも展示されていました。
祭り前夜には、盆踊りが開かれて、当日は地域への七福神招福訪問が行われます。
祭礼には、つゆはらい(猿田彦大神・やっこ・おふく・獅子)の先導で七福人が出場し、奉納踊りなどが盛大に行われます。七人もの神様が、このように地域を回ったり踊りを踊ったりと全国でもめずらしく歴史のあるお祭り。ぜひ一度訪れてたくさんの福をもらって下さい(^^)
心地よい秋の日に、じっくりと回って頂きたい場所です。
■妙泰寺■
詳しくは下記へお電話またはHPをご覧下さい→http://www.lifekikaku.net/index.html
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