2013年9月18日水曜日

「街道浪漫 今庄宿」より 今後のまちづくりについて

9月15日(日)に今庄のまちなかにて開催された『街道浪漫 今庄宿』。
雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気のわりに、たくさんの方にご来場頂きました。
会場には、南越前町のおいしいものなどが勢ぞろい!!完売したお店がほとんどでした。

今回は、そんな街道浪漫の中でも今後に繋がりそうなまちの取組にしぼって見てきました。
今庄宿のちょうど真ん中あたりにあるレトロな雰囲気の「昭和会館」。
ここには、まちの素敵なものがたくさん展示されていました。
今庄に伝承されている羽根曽踊りの紙人形。
昔の着物や風貌をそのままに、しなやかな動きまで本物そっくり!!
街道浪漫の中でも、実際にこの羽根曽踊りが再現されますが、今回もすごいカメラをもった方たちがその姿をおさめようと熱心に撮影していました。宿場の雰囲気漂うこの場所で、踊る羽根曽踊りはとても風情があります。

1階では、今まちで進められている今庄プロジェクトの進捗状況が展示されていました。
このように、この素敵なまちなみを残し、生かしながら新しい取組も進めていきたいと、まちの方達と行政がいろんな意見を出し合い取り組んでいます。地域に住む人たちも憩う、観光に来た人達も楽しめる、そこでまた新しい交流が生まれる…。そんな素敵なサイクルを目指して、今まさに頑張っている最中です。

そして、2階にはこちら!! 鉄道ファンでなくても見入ってしまう鉄道模型!!
昔の今庄駅を、精密に再現してあります。
すばらしい活動がマスメディアでもよく取り上げられ、このプロジェクトの中心となっている「NPO法人 今庄旅籠塾」を運営しているメンバーの方が、仕事の合間にコツコツ作っているもので、その細かさと精密さにただただ驚くばかりです。
今庄は鉄道のまち、昔はこのような機関区や転車台がありました。
木造のすこし薄汚れた感じまで…
当時の姿を偲ばせます。
まちには、四季折々よく電車の撮影に来られるかたを見かけます。そんな方たちにも、こんな素敵なものをもっともっと知って頂きたい!! 昔の駅弁売りの写真や、当時の駅の写真などとともに鉄道を楽しんで頂ける空間もできるといいなぁ…と思いつつ昭和会館を後にしました。

そのすぐ目の前にある、「脇本陣」
江戸時代に本陣予備として立てられた宿泊施設で、本陣が使用中の場合利用されたという場所。
ここは、毎年お茶会の会場として開放されています。
写真を撮らせてくださいとお願いすると、お茶をたててくださいました。
とても絵になる風景。
昔ながらの建物の中で、頂くお茶はまた趣深いものがあります。
しんと心が静まりかえるひと時…。
おいしいお菓子とお抹茶、素敵な時間を過ごしました。
お茶を頂きながら、たてて下さった方と楽しいお話もできました。
この雰囲気の中で、「着物を着てお茶を頂くって素敵ですね!普段着物を着ない方でも、イベントとして開催したら、興味を持ってくれるかたもいらっしゃるのでは?」とお話したら、「それじゃまちの呉服屋さんで、着物をレンタルしている所があるから、そこで借りて着付けまでしたら…?」「それを写真撮影してあげるのもいいですね!」…なんて、とてもお話が弾みました。普段は使われていないこの場所もそんな風に活用していくのもいいなと勝手に思ったりもして(笑)

このように今進められている楽しみなプロジェクトや、今後も活用できるよなヒントがたくさんあった「街道浪漫 今庄宿」。この日だけでなく、今後へ繋げていける取組がたくさんあったような気がしました。









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